映画は逃げる

それは嘘だ。映画は逃げる。福島の映画監督渡辺文樹の映画は逃げてゆく。というか、何の前触れも無くあっちからドカドカやってきて公民館で一日限りの上映を済ませると、不気味なポスターを電柱に残して去って行くのだが、それはまた今度。キーワードは「ザザンボ」(お騒がせ、を通り越して訴訟まで起こされた実話映画)、「腹腹時計」(天皇をぶっ殺す娯楽映画)。