日本のヒップホップの人快挙!!! 

実を言うとネズミー映画の闇が好きですが最近はあるんでしょうか、最近は「ホーンデットマンション」しか見たことが無いので分かりません。ジョニー・デップの「カリブの海賊」は友人がペイパーヴューで観たら「発狂しそうなほどつまらない」と強調すらしないで力なく「つまらない」と力説してたので観てませんので闇があるかどうかは分かりませんが、最近お隠れになっているおれの唯一神のうちのひとりでピンクも含み年間300本は映画観てるんじゃなかろうかというm@stervision氏がここで

ウラを取らずに書くがおそらく「ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ」ブランド史上で初めてヒロインの濡れ下着の透け乳首が描写された作品である

と書いてるので、そのような興味で観てみようかとも思うのです。
 
それにしても、この馬の顔がむかつくなー、これはもうだめだ。
 
その日の夜に渋谷駅前搾取ビルのツタヤに行ったところ「ダンボ」がありません。ケーブルのディズニーチャンネルで放送されたのをビデオ録画したので問題ないっちゃー無いんですが、ネズミーロゴがあまりにも大きく自己主張が激しく、しかもたまに動くのでDVDが借りたいんですよ。動くロゴなんて勘弁してよ、演出?ねえ演出?
 
ダンボ並に危ないネタに「アラビアンナイト」(1995)ってのがあるんだけど検索して出てくるそれが正しいのかいまいち不安。これは「アラジン」シリーズじゃないよ。ジグザグって政治家の仮面をかぶった魔法使いが出てくるんだけど、何人ものスタッフが廃人化してるんじゃないかという狂った作画が1時間つづく怪作。これも無かった。あったのは「不思議の国のアリス」「ファンタジア」「ファンタジア2000」だったけどDVDは全部借りられていた。ここで質問なんですが「ファンタジア2000」ってクソなんですか?
 
話は変わりますが、レコード屋のWEBショップで「ブート」のキーワードで検索するのが好きだ。ごくまれにこの世にあってはいけないようなシロモノに行き着く事があるかも知れないからだ。映像で例えると7の12話とか怪奇大作戦の24話、「ノストラダムスの大予言」などなど。
 
今度はブートじゃありません、日本のヒップホップの人が快挙を果たしました。ディズニーの音を公式にサンプリングして発売しているのだ。TECHNIQUEではレーベル名 Walt Disneyと大見得をきっている。単にそれだけなら普段はスルーだけど、曲名に「TRON」の名があるのでスルー出来ない。「マトリックス」の数あるパクリ元でもかなり面白い古典SFの名作にして世界初のCG映画「TRON」である。今観るとネトゲ的にも見える独創的な世界にしびれる、プログラムが自我を持ち出して人を殺そうとする物語がディズニー映画なんだよ。何故「マトリックス」か?プログラマーの主人公は自分の意志でなんたらレーザーを浴びてプログラムの中に入り込み、バグ、というか発狂した制御システムMCPを殺しに行くのだ。まさに電子回路でのサバゲーである。もちろん電子回路へ潜入してからの映像は世界初のCGにより完全に再現されている。荒涼な大地は無機質なグリッドで表現され、高速疾走するスピードバイクは減速無しで直角にターンし、バイクの軌道は一定時間残される。電子世界の再現、これはディズニー映画で「森」の不気味さを散々表現してきたスタッフにしか出来ない無機質さと外連の豪華な融合である。文字で書いててもさっぱり伝わらないが。(思えばこの電子世界の表現はパクられる事なくどこにも受け継がれてないような気がする。)いや、まじな話「TRON」カッコ良いし面白い映画なのでマトリックスのリとレなんか観ないで「TRON」ですよ。あと「世界初のCG」ってのは「字幕の女王 戸田奈津子」みたいな自己申告なので惑わされないように。
 
あー試聴するのが怖い。
 
お、映画中で使われるいかにも未来っぽい音が惜しみなくサンプリングされている。バイクが加速する音、サークらしき声、人がぶっ壊れる時のゲームっぽい音。
他の曲はゲイパーティなんかに多用されそうなきらびやかなミックス、元が凄いもんな、エレクトリカルパレードって完全にこの世ものじゃねえよ。
 
ciscoは普通に再生。
techniqueは部分部分をクローズアップしているのでこっちの方がお得な試聴。

どういうわけかシスコには二つもページがありますね。どっちのショップでも品切れみたいです、そうですか。そうですかとアワヤスカって似てますね、つい書き間違えました。以下、煽り文コピペ、全角「!」が気持ち悪いよー。

CISCO 1
カリフォルニア・ディズニーランド・リゾート開園50周年記念企画!
最初で最後、世界初、ディズニーのブレイクビーツ企画いよいよ解禁に!ディズニーがこれまで完全にNGとしてきたサンプリングを公式に許可した凄さに加え、更に国内を代表する超豪華なヒップホップDJがディズニーのために終結し、世界中の誰が知っている「大ネタ」をリミックス!アルバムに先行してKEMURI PRODUCITONSによる4トラックをシングル&アナログカット!1500枚限定生産の為お早めに!
 
CISCO 2
あの"Kemuri Productions"がディズニーとコラボ!限定1500枚!
最初で最後、世界初、ディズニーのブレイクビーツ企画いよいよ解禁!この日本企画のために、ディズニーがこれまでに完全にNGとしてきたサンプリングを公式に許可した凄さに加え、更に国内を代表する超豪華なHip Hop DJ達がディズニーのために集結し、世界中の誰もが知っている大ネタをリミックス!そしてアルバムに先行しての"Kemuri Productions"による4トラックをシングル&アナログ・カットしたものが本作、書き下ろしのかっこかわいいジャケ共々レア化必至の限定盤です!
 
TECHNIQUE
最初で最後!!世界初、ディズニーのブレイクビーツ企画が遂に解禁!!この日本企画の為に、ディズニーがこれまで完全にNGをとしてきたサンプリングを公式に許可した凄さに加え、日本を代表するヒップ・ホップ集団「KEMURI PRODUCTION」がリミックスを担当したという豪華極まりない1枚!!誰もが一度は耳にしたことがある大ネタ満載の素敵な内容です!!ジャケット、内容共にたまりません!!完全限定アナログ盤!!要チェック!!

 
KEMURI PRODUCTIONS
 「日本のヒップホップの人」とは失礼極まりないのでもう少しまともに紹介しよう。
 前向きなことばかり歌い、アニメソングにすらなっている日本のピースフルなラップを提供する方向性とは別世界である。
 無国籍で、まるで諸星大二郎「夢の木の下で」のBGMに最適だと断言するオフビートでムーディな音楽体験を提供しつづけるDJ KRUSHを中心とするレーベルがKEMURI PRODUCTIONSだ。今回ディズニーのリミックスをしたのはDJ YAS、DJ KENSEI刃頭。おーこれぐらいならおれでも知っている。刃頭ははじめて聞いた、HAZUと読むらしい。KENSEIといえば、KRUSH兄貴と2000年ごろにやってたNIKEとのコラボレーションの曲がやばかったな。バスケットボールとシューズの音を中心につくられたコラージュなんだけど、ちゃんと曲としても仕上がっていた記憶がある。どのアルバムに入っているかは不明だけど。
ライブ音楽が40分ぐらい流されている豪華なサイトはこちら→___ KEMURI PRODUCTIONS ___
 
YASって多いな。もしかして暗黒舞踏家の貴重な記録映画「土方巽 夏の嵐」のBGMとして流れていた無国籍かつ「原初の衝動」「縄文文化!!」って感じの力強い音楽やってた人?と思ったら別人ですね「夏の嵐」はYAS-KAZでした。LATIN RAS KAZって人居るし。