「大阪ど根性物語 どえらい奴」/「温泉スッポン芸者」
ソクブンメモ
2008/5/31〜6/20までシネマヴェーラで催されてる鈴木則文監督特集のメモです。
◆「大阪ど根性物語 どえらい奴」(ニュープリント)
人情モノで泣けちゃう、多分リーマンはむせび泣きます。
おれもすっかり涙腺ゆるゆる。
姉御様というイメージが強い、(というかおれその部分しか知りません)
藤純子が表情豊かな下町の娘を演じてるのが非常にレアさを感じる一品。
だって藤純子の初登場シーンは三つ編みおさげですよ。
◆「温泉スッポン芸者」(ニュープリント)
おれが期待する則文節が炸裂。
めちゃくちゃなコメディーの裏に、ちらりと見せる反権力の姿勢と戦争の傷痕。
そこに絡めて、竿師段平の生まれた秘密が明らかになります。
(続編の度に色ボケジジイに堕ちて行く感のある)レクター教授が生まれた秘密の1000倍重厚な理由なので是非。
同じ妹がらみでもここまで違うかと。
ただ、油断してると(笑ってて)聞き逃すので注意。
ヒントは浜辺での邂逅。
親の世代も戦争を体験してないおれの世代では、思い付きもしないアイデアに
着想を得ているところがこの映画のポイント。
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「スカーフェイス」やタランティーノの映画や「サウスパーク/無修正映画版」が
ファック ファック言いまくるのを思い出した、
キチガイキチガイ言いまくるんだもん。
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メモ
池玲子が居ない時代、「セックス禁止令」の次あたり。
竿師段平軍団だけが、時代劇の剣豪演技。
何故球場か?→外に出たかったから。