平山夢明「独白するユニバーサル横メルカトル」物凄く素晴らしい(書きかけ)

 

独白するユニバーサル横メルカトル

独白するユニバーサル横メルカトル

 

「怪物のようなフェースの女と溶けた時計のようなおつむの男」

何が凄いか
狂人が見てる世界をみせてくれる所ですか。
強迫観念が見えてきます。
それだけではありません。
(ここからは体験になります、)
9/10に読んだ作品のイメージが毎日、時間・場所を問わず強烈に襲ってくる。
卵の殻を砕くような音を伴い、鼻の奥・頭蓋骨の底が砕かれるイメージが襲ってきます。ああ痛い痛い。
鼻血が出てるような錯覚があります。
こんなもん売っていいのか。
この本、なんか死ねそう。バロウズおじさんも羨ましがる傑作。
 

「Ωの聖餐」

忍法帖です。現代ヤクザの裏世界に、山田風太郎世界が展開します。
登場人物が食べ物の名前なので、イタリア編のジョジョみたいです。
とか、ぬるい事言ってらんないぐらい切ない物語ですよ。
 
表題作以外にも、まだまだ収録作がありますが、どれもこれもえらいことになってるんで本が好きなキチガイは買った方が良いよ。作者本人がhttp://blog.livedoor.jp/hirayama6/のどっかに書いてたけど、版数が少ないみたいです。
ここでしか味わえない刺激的な逸物です。
 

傍感。

柳下毅一郎は、大いにじらされたんじゃないか。
友人は天才なだけでなく、えらい面白い小説を書く、なのにおそろしく遅筆だ。
さっさと世に紹介したいのに、モノが少ないから、ああ早くもっといっぱい書いてよ。
ノヴァ悲報2」が出たらしく柳下x村崎百郎という情報を見かけたんですが、
http://d.hatena.ne.jp/exterminator/20060908#p4
次回は、柳下平山でどうですか。平山柳下かどうかはお任せします。
どうですか"billlooooown and my kiki"(浪速書房)さん。
 

巨大画像

表紙がイカスので平山さんblog無断リンク。でかいです。
http://image.blog.livedoor.jp/hirayama6/imgs/8/b/8b5ae3d7.jpg